グローマックス燃料は・・・・
グローマックス燃料は、1960年代以来の伝統と実績を持つ正統派で、数多くの RCマニアを育ててきており厚い信頼を頂いております。
グローマックス燃料は各銘柄とも厳選した原料と正しい製造工程によって製品化 されていますから安心してご使用になれます。1970年代に起きた石油ショックの 際にはトップメーカーとしての威信にかけて必要な量と品質、価格を維持して業界の 不安を解消したことは周知の事実です。グローマックス燃料の各種添加剤や配合比率はRCカーやボート、飛行機やヘリの 各分野のトップドライバーとパイロットからのアドバイスだけでなく、わが国独特の 気象状況下における長期間の実用テストの結果を踏まえたものです。
たゆまない前進を続けているグローマックス各銘柄の特長を良くご理解のうえ貴方の 目的に合ったものをお選び下さい。
メーカーからのアドバイス/これだけ知っていれば OK!
−エンジンの調子を維持するために−
*大事なニードルセッティンググローエンジンは、燃料と空気の混合比を最適にするためにニードルバルブで燃料流量を 調整して最高回転を得ます。
地上で最高回転に調整した状態ですと、飛行機の場合はフライト中の機首上げやGフォース、 燃料の減りにより液面の低下などによって最初セットした状態より絞り過ぎ(リーン)になり、 エンジンがオーバーヒートするようになります。
ですから、実際のフライトでは最高回転の出たニードル位置から、2〜3コマ(レットの山数) 濃い方(反時計方向でリッチ)に戻した状態にしなければなりません。 (100〜200回転おとす)地上でも上空でも同じですが、絞り過ぎて燃料が薄いと オーバーヒートして最初にセットした回転数は維持できなくなって最後はエンストします。
空冷式のグローエンジンの冷却は放熱フィンと燃料が気化する時に奪う気化熱、燃料に 含まれる潤滑油が燃えずに排気となって燃焼熱を運び出すことによりますから、 燃料が絞り過ぎで薄いとオーバーヒートします。
ですから飛行機では、フライト前に行うニードル調整は重要で 「必要な範囲で、できるだけ濃い目にする」 ことが最初にセットしたパワーを維持してエンジンを駄目にしない条件になります。
プロペラや燃料を変えた場合は無論ですが、1日の内でも気温や気圧、湿度などが変化した 時にはニードルセットをやり直さなければなりません。*セッテング適否の判断は実用状態が大事
慣れると回転音を聞くだけで、実用に適当なニードルセッティングができるように なりますが、飛行機の場合には念のために機体を真上と真下に向けてその差によって 適否を確認します。
とくにアクロフライトの場合には上昇時のパワーが重要で姿勢だけでなく 5〜10Gもの荷重がかかる過酷な状況が連続しますし、車やボートの走行でも 4〜5Gの横荷重がかかりますから静止状態とは大きな差があります。
エンジンに最も過酷な状況が多いのは飛行機のアクロ飛行ですが、アクロ飛行の ためのニードルセッティング適否の確認は宙返りをしてみると良く分かります。 宙返りでは滑らかな開始でも水平直線飛行からの引きお越しで4G程度はかかり、 垂直上昇から頂上にかけては燃料タンクがエンジンより下側になることで燃料の 供給状態が急激に悪くなって絞り過ぎの状態になります。
すると排気音が軽く詰まったような感じになって回転とパワーが落ちて最悪の場合には エンストします。 宙返りの頂上を過ぎて垂直降下になるとGフォースが減ることと 燃料タンクがエンジンより上側になるので燃料の供給状況が良くなり過ぎて濃い(リッチ) 状態となり、ブツブツいう重い感じの排気音になってやはり回転が落ちます。
この宙返りの前半と後半の音とパワーの状態の差で判断するのですが、差が大き 過ぎるようでは燃料タンク位置や燃料系統、燃料粘度不適当が原因のこともありますが 一般的にはニードルセッティングが濃過ぎることです。
この宙返りの前半で水平直線飛行の時よりパワーが上がるようなら濃過ぎで、 頂上から後の垂直降下姿勢でのパワーが出るようでは絞り過ぎです。このような 状態の時にはすぐ着陸させて2〜3コマの範囲で絞るか緩めるかして再びテストします。
RCエンジン模型のすべてがそうですが、エンジンに対するプロペラやブレード、 ギヤ比、スクリューやタイヤ、燃料の組合せとニードルセッティングの最良な状態を 把握することが大事で、慣れない人にありがちなことですがエンストするまで絞り 過ぎに気付かずにいることです。
そうするとエンジン燃焼室の排気側が異常高温になって合成潤滑油の場合は潤滑油が 燃えて油膜切れが起き、その範囲が急速に拡大し、ピストン摺動面がカジっていわゆる ”スカスカ”の駄目なエンジンになってしまいます。
この兆候はチューンドパイプ付きの2サイクルでも4サイクルエンジンにも共通です。 燃料ポンプ装備やYSシステムのエンジンになると前述の傾向は僅かになりますが無く なるわけではありません。*フライトや走行終了後の処置と保存状態が決め手
グローマックス燃料には防錆添加剤が配合してありますが、それでもニトロメタンが 酸性ですのでニトロメタンの含有量が多い燃料ほど酸性度が強いことになります。
メタノールには吸湿性がありますから燃焼前の生燃料がエンジン内部に残っていると ベアリングやクランクシャフト、ピストンピンやリングなどの鉄部分を錆びさせる 原因になります。
この対策として有効なのは、その日の終わりにタンク内の残り燃料を回収してから アイドリング状態でエンジンが止まるまで回わして燃料系統に残っていた生燃料を 完全に無くしておくことです。 そうするとエンジン内部に防錆剤と潤滑油だけが残って金属面を被服しますから 錆びる原因のほとんどが無くなります。
その後キャブレターからストックオイルを 約1cc.程度差して、エンジンを空回しして置けばエンジン内部の金属面を覆って 一層の防錆効果があります。
また、グローエンジン付きの模型を長期間保存する場合に、プロペラシャフト側を 下にしておくとクランクケース内に残った生燃料がシャフト側に溜まってベアリングや クランクシャフトを錆びさせます。 ですからプロペラシャフト側が上になるようにすることで生燃料がバックプレート側 に溜まるので鉄部分が錆びずに済みます。